クローズアップ現代

夕飯の支度の合間に何気なくTVをつけたら、NHKクローズアップ現代」が放送中。以前から父にこの番組はオススメだと言われていて、6時台のニュースでやっていたときから、タイミングが合えば見ていたので、今日もなんとなく見ていました。
テーマは『胎児エコー検査 進歩の波紋』。


私がTVをつけたときには、エコー検査で胎児の心臓疾患が見つかり、悩んだ結果人工中絶した女性のお話をやっていました。その女性は、今でも他に選択肢がなかったのか、考えることがあると言っていました。
その次のケースは、エコー検査で胎児に浮腫が通常の数倍の値(8mmって言ってたかな)あることが分かったが、中絶をせず出産することを選択し、結果、赤ちゃんにはなんの障害もなかったというお話でした。
出産した赤ちゃんに障害がなくて良かった。と同時に、人工中絶したお母さんはどんな気持ちなんだろうと思って、涙が止まらなくなりました。
きっと、人工中絶したお母さんも、エコーの結果と実際の結果が違う場合があることは分かっていると思う。だからこそ、すごく悩んでしまうんだろうなぁ。ずっと悩んでしまうんだろうなぁ。と思ったら、涙が出てきました。


私は、婦人科から不妊外来に転院して、考えることがあります。
去年妊娠して、胎嚢の成長が遅いことが分かったとき、婦人科の先生は「無理に流産を止めることは、先生の方針でしていない。」というお話をされました。
私も先生の意見に同意して、薬も注射もしませんでした。それは私と相棒が納得して決めたこと。
けど、今通院している病院では、薬と注射のリスクと効用を細かく説明した上で使うか使わないかを決定させてくれます。
ふと、今の病院だったら赤ちゃんは助かったんじゃないかって思ってしまうことがある。
そんなこと、今考えたって仕方ない。
それは承知です。
だけど、簡単に割り切れない。色んな可能性を、過去のことなのに考えてしまう。


きっと、人それぞれ、割り切れずに持っている想いってあるんだよね。。


★再放送
BS2 12/14(火)24:15〜24:41
★HP
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2980