Kバレエカンパニー 『ロミオとジュリエット』@オーチャードホール

今日は楽しみにしていた、Kバレエカンパニーの『ロミオとジュリエット』を見に渋谷へ。
一度は熊川哲也さんを生で見てみたい!と思っていて、出産したらなかなか見に来る機会がないだろうから、妊娠中に行けたらと思っていたら、ちょうど安定期に公演があり、今回見に行くことができました。
父と母と一緒に。相棒も誘ったのだけど、バレエは(興味がないから)起きてる自信がないとのことで、3人で。
父も母も『ロミオとジュリエット』を生で見るのは初めてとのこと。
私も『ロミオとジュリエット』を生で見るのは初めてだし、バレエ自体、子供の頃に見たきりだったので、すごく久しぶり。
今回は3階席の2列目だったのだけど、オケピも良く見えて、前列の人も気にならない、なかなか良い席でした。


幕が上がり、熊川さん演じるロミオが舞台に出てきたところで、拍手がおきる。
ストーリー上、男3人(ロミオ、マキューシオ、ベンヴォーリオ)で踊るシーンが多かったように思うのだけど、熊川さんはなんかやっぱりオーラが違う。飛んでいるときは、上から吊られてるんじゃないかって位滞空時間が長く感じるし、回転するのも軸がぶれなくてその上早い。そして、なんとも自信たっぷりな華やかな雰囲気。"王子様"って感じ。
じゃあ他の人が見劣りするのかって言ったら、全然そんなことなくて、特にジュリエット役のロベルタ・マルケスさんは、すごくかわいらしくて、清楚な感じでジュリエットにぴったりな雰囲気でした。


一番の見せ場は、バルコニーのシーン(「ああ、ロミオ。あなたはどうしてロミオなの?」のシーン。)でのロミオの踊りがすごく良かったです。
熊川さんの真骨頂であるジャンプや回転がこれでもかってくらい出てきて、引き込まれました。
後半は、劇っぽい感じで、派手な踊りがある訳ではなかったけど、セリフがない舞台で踊りと音楽だけで、感情をここまで表現できることに、感激しました。


小さい頃、父が持っていたLDでバレエを見ていたけど、それは外国のバレエ団ばかりで、皆足も手も長く細く、見栄えする外国の人が踊っているものでした。
私が小さい頃見た生で見たバレエ(母曰く『コッペリア』だったらしい。私は覚えてない。)は、日本人のバレエ団だったのだけど、失礼ながら、足は短く筋肉質で太く、背も小さいので舞台映えせず(ほんと失礼でごめんなさい。)、家で見たバレエとのあまりの違いに衝撃を受けたことしか覚えていませんでした。
けれど、今回Kバレエカンパニーを見に行って、まず思ったのが、日本人の体型ってすごく変わったんだなぁっていうこと。
もちろん、体型が良くなれば良いってものじゃないとは思うのだけどね。


Kバレエカンパニーは、秋公演で『白鳥の湖』、クリスマス公演で『くるみ割り人形』をやるそうです。
両方とも見てみたかったけど、難しいなぁ。残念。。
「バレエ見てみたいな。」って言う人には、有名なお話だしオススメだと思います。


★ロミジュリのチラシ。


★ロミジュリ
softbankのCMで使われたこの旋律は、かなり印象的。
ロミオとジュリエットが出会う、キャピュレット家の舞踏会で使われるテーマだけど、バレエの中では、キャピュレット家のテーマ曲みたいな使い方になってたなぁ。


白鳥の湖
黒鳥の32回転、四羽の白鳥の踊り、などなど見どころ満載。音楽も有名な旋律が多いから、バレエを見たことない人も、飽きずに楽しめると思うんだよなぁ。あぁ、見たかった。。