辻井伸行 『感動のヴァン・クライバーン・コンクール・ライブ 』

ずっと気になってて、やっと見れました。
予選から最終選考までを、最終に残る6人をメインに記録されたドキュメンタリーだったのだけど、それぞれ面白いくらい個性があって、面白かったです。
エストロ相手にガンガン自分の演奏をアピールする人や、周りとの調和を大事にする人、色々なタイプがあるんだなぁと思いました。
辻井さんは盲目なので、ソロに比べて、管弦楽団やオーケストラと演奏するのは、ちょっとハンデになるのかなと思いました。でも、指揮者の方は「目が見えない分、耳がとても良いので、やりやすい!」と言っていたので、周りが思っているよりハンデじゃないのかな。どうなんだろう。。
演奏は、そんなこと微塵も感じさせない素晴らしいものでした。
辻井さんは、あまり大げさな動きはなく、どっちかと言えば淡々と弾いている感じなんだけど、でも、音にはすごく感情がこもっていて、シャイだけど感情豊かな、不思議な感じ。昔ながらの"日本男子"って印象を受けました。
機会があれば生で聞いてみたいなぁと思いました。