かんどー

とっても良い本に出会えました。
小川糸さんの『食堂かたつむり』という本。
私が読む本を選定する基準は、結構自分勝手で、帯や本を開いたとこにある、ちょっとしたあらすじを読んで、ダーク過ぎるのは嫌、グロイのは嫌、登場人物はカタカナ(外人)じゃない方が良い、ベタベタすぎる恋愛物も嫌ってな感じで、消去法で選ぶことが多い。
だから、好きな作家の本以外は、自分の好きそうな話に偏る傾向があります。
世の中でどんだけ流行ってても自分が好きそうなのしか読まないし。
食べ物はそんなに好き嫌い多い方じゃないけど、本については超偏食です。
たまぁに自分は好きじゃないんだろうなぁって思いながらも読んだ本が素晴らしい本であることもあって、好きな本だけ読んでたら良い出会いを逃しているってことは分かってるんだけど、なかなか挑戦できず、いつも安全策。


小川糸さんの本は今まで読んだことなくて、今回はぱらぱらっと中を見て、なんか料理のことがすごい具体的に書いてあるなぁと、今料理に興味があるので、それで買ってみました。
お料理の話がやっぱりすごい具体的で、なんかほんと料理できる人ってすごいなぁって関心しながら読み進めていったんだけど、最後はホロリと感動させるお話が待っていて。
読みやすくて、でも軽い訳ではなく、心に染み渡る感じでした。


食堂かたつむり

食堂かたつむり