旅行3日目 直島「地中美術館&ベネッセハウス(パーク棟)」

今日は朝いちで竹の家を出発。
めざすは、今日の宿泊先、ベネッセハウス(パーク棟)。
竹の家のご主人に教えてもらった道を荷物をかかえてくてく歩く。
と、そこにもアートが!


★突如現れたでかーいゴミ箱。


ホテルに荷物を預け、宿泊者専用バスに乗って地中美術館へ。
ここには、クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの作品がありました。
作品の数は多くないと思うのだけど、気が付いたら2時間以上いました。

クロード・モネ
倉敷にもモネの睡蓮があったけど、地中美術館の方が絵自体が大きいし、空間も大きいし、何より睡蓮のための空間であることが違ったのかな。
とにかく、素敵でした。
今でも思い出せる位、素敵でした。一生忘れないと思う。
白いんだけど、真っ白じゃない、やわらかな空間と、とにかく色が素敵なモネの睡蓮。
小さい大理石を敷き詰めた床もとっても素敵だった。
思わず裸足になって確かめました。冷たくて気持ちよかった。


★ウォルター・デ・マリア
大きい石が一つ、階段、金の棒。
かっこよかったけど、意味は良く分からなかった。


ジェームズ・タレル
光を使うアートが三つありました。
南寺もおもしろかったけど、ここもすごく面白かった。
青い光の箱の中に入って、とても現実のものとは思えない感覚になりました。



地中美術館を見たあと、家プロジェクトがある本村へ。
石井商店でうどんを頂きました。


その後、ホテルにチェックインするため再度ベネッセハウスへ。
ホテル自体も安藤忠雄さんの設計で、作品がいくつか展示してありました。

★これが一番好き。木製の薔薇の花。



★部屋には、ジェームズ・タレルの絵画が。


夜は、ジェームズ・タレル「オープン・スカイ」ナイト・プログラムに。
既に閉館して真っ暗な地中美術館へ向かいました。
天井がぽっかりあいた正方形のスペースに、ぐるっとベンチがあって、空を見るのだけど、壁に設置してあるLEDランプが色んな色に変化すると、空も色んな色に変化する!!
言葉では本やHPで紹介されていたけど、いまいちどういうことなんだか分からなかった、この作品。
ほんと、おもしろかった!
何回も目をしばたいて空を見るのだけど、そこには赤い空や、紫の空や、緑の空が。
実はスクリーンなんじゃないのって思ってると、こうもりや鳥が飛んだりして、うわ!本物の空だ!って思ったり。


この作品は黙って静かに鑑賞しましょうとプログラムが始まる前に係の人から言われたので、皆黙って空を見ているのだけど、その中で響く音がふたつ。
ひとつは、相棒のお腹。夕飯を食べていなかったのでグーグー鳴って、しかも変に我慢するもんだから、へんな音になって、笑えました。
もうひとつは、隣に座った人の寝息。もー!もったいないっ!起こしてあげようかと思いましたよ。でもあまりにも気持ちよさそうに寝てるし、しかもちょっとその気持ち分かるし(静かで心地よい空間だったから)で、そのままにしました。。


このプログラムは事前予約が必要なのだけど、もし地中美術館に行く人がいたら、ぜひぜひ体感してもらいたい!
言葉や写真じゃ分からないし伝わらない作品なので。


ナイトプログラムが終わったあと、ホテルに併設してある、テラスレストランで、夕飯。豪華にコース料理。
ワインも頼んでかなり楽しく(=酔っ払い)、ゆっくりご飯を食べました。


夜のかぼちゃに会いに行きました。


ほぼ満月。月のまわりにわっかが出てました。



ほんと、夢みたいな日でした。。。