本の力

だいぶ前から図書館で予約していて、やっと手にすることができた宮部みゆきの『英雄の書』。
土曜日に取りにいって、土曜日、月曜日、火曜日の3日間で読み終わりました。
全然予備知識なく読み始めたので、冒頭部分はちょっと驚いたのですが、あっという間に引き込まれました。
内容は、一言で言えば、"ファンタジー"。でも、『ブレイブ・ストーリー』より重めな内容。


読み進めるうちに、頭の中が本の世界でいっぱいになって、風景が浮かんで、人物が浮かんで、人物が喋り出す。
小説だったら、大体の本はこういう風になるのですが、ファンタジーものは特に頭の中での想像が膨らみます。
どんどん想像が広がって、本を読んでるというより、本の世界に自分が入っちゃったような感覚になります。
こうなると、時間は関係なくなっちゃうし、周りの音も一切聞こえなくなっちゃう。
映画をどんなに集中して見てもこういう感覚にはならないし、音楽もしかり。
本だけが、完全な空想の世界に連れて行ってくれます。本が持つ力ってすごい。。


「空想の世界に飛ぶだけじゃなく、ちゃんと知識や教養が得られる本も読め!」というお叱りの言葉が聞こえてきそうですが。特に父から。。
読むジャンルや作家が偏っているのは自覚しているので、幅を広げていきたいなぁと思う今日この頃です。



★本日の夕食
スープハンバーグ、しらすおろし、めかぶ、納豆、ご飯粒
相棒はめかぶが嫌いで食べてくれません。美味しいのになぁ。。