『カシオペアの丘で(上)(下)』重松 清

出張から帰ってきたら、相棒が同期と飲むので今日は帰らないとの連絡。
なので、ちょっと前に買って、読めていなかった『カシオペアの丘で(上)(下)』を読むことにしました。
夜中3時まで、5時間、ぶっ通し。
上巻はそうでもなかったのだけど、下巻は、もう、涙が。止まらない。
というか、”涙が。”とかいうレベルじゃない。・・・嗚咽?
暑くて、首に巻いていたタオル(おっさんか)が、汗じゃなく涙でぐしょぐしょになりました。


シュンが、カシオペアの丘で、息子の哲生に自分が癌であることを告白する場面、
車椅子のトシが立ちションするのを、幼馴染のユウちゃんと、哲生が手伝う場面、
シュンの奥さんが、シュンが癌になったのは自分のせいだと話す場面、
としまえんのメリーゴーランドで万歳する場面、
シュンの40歳の誕生日、哲生が大泣きした場面、、、


私が今こうやって大事な人たちと過ごせている時間は、無限じゃないんだ、だから大切にしなくちゃいけないんだって、改めて思いました。

カシオペアの丘で(上)

カシオペアの丘で(上)

カシオペアの丘で(下)

カシオペアの丘で(下)