さよならウメ子

小田原城址公園にいた象のウメ子が息を引き取ったと、今日、ニュースで知りました。
日本で最高齢の象だったのね。知らなかった。
小田原に住んだのは、中学生からだけど、母の実家が小田原だったので、小さい頃、祖父によく城址公園に連れてきてもらっていました。
祖母がお米とみかんを持たせてくれて、お米は鳩に、みかんはサルとウメ子にあげていました。
ウメ子がいるところは、周りに大きな溝があって、みかんを投げても溝に落ちちゃうことが多かったなぁ。
ウメ子がいるところまで、みかんが届くと、鼻の先でみかんの皮を器用にむいて、身を食べてました。
私は、正直動物が怖かったので、鳩が自分の周りに来ると怖くて、ベンチに足を上げて、自分からなるべく遠くへお米をまいていたけど、妹は動物大好きで、鳩に囲まれて手のひらにお米をのっけて食べさせてて、「よくそんなことできるな〜」と思っていました。
城址公園に行ったあとは、駅の近くの本屋さんで、一冊ずつ本を買ってもらうのが恒例でした。
それが楽しみだったなぁ。。


高校生になってから、高校が城址公園のすぐ近くだったので、桜の時期は友達と学校帰りに寄ってお花見してました。
そのころは、まだ併設されていた遊園地も健在だった気がするなぁ。
社会人になってからも、桜の時期に城址公園に行ったり、小田原に住んでない友達が遊びに来たら案内したりしてました。
初めての人は、お城と動物園と遊園地が一緒になってることに驚くのよね。


他に聞いたことないから、珍しくて良いと思っていたのだけど…ウメ子が死んでしまったので、城址公園の中の動物園は閉鎖になるようです。
今年、桜を見に行った時には、サルとウメ子しか残っていなかったもんなぁ。昔はうさぎとか熊とか鳥とかいっぱいいたんだけど。
昔から知っている場所がなくなってしまうのは、寂しいです。。